Special

BOOST

ブーストセッティング

クランケはALTO

K6Aのブーストをあげたい

通勤トライアルA1アルト、K6Aエンジンを積んでいる前期型HB21SのRS-Zです。
ターボエンジンですからね、ブースト上げれば速くなるでしょ♪<単純な発想(^^ゞ
ところで私、実はK6Aのこと、これっぽっちもわかっておりません。
昔乗っていたCP21S、入墨カプチーノ、共にF6A搭載車であり、これならいくらか知識もあるのですが・・・。
こうなったら、カタログとサービスマニュアルをよく読んでお勉強するよりほか、ありませんね。


まず、カタログからK6Aのスペックを抜粋してみましょう。

見せつける、オールアルミエンジン

だから色気のないタペットカバーなのか・・・(笑)

すべてアルミの超軽量エンジン タイミングチェーンもアルミ製なのか・・・?(苦笑)
16ビットの大容量マイクロコンピュータ スーパーファミコン並か・・・・・(泣笑)
クラス最高の最大加給圧1.1kg/cm2 おぉ、ブースト上げられる余地、あるのかな?

まぁ、カタログですから、書いてあるのはこんなもんでしょう。


次にサービスマニュアル(概要・整備・追補)を見てみましょう。

ウエストゲートバルブVSVは、
一定周期で開閉運動をしており、
1サイクルに開いている時間の割合を
コントロールしてターボチャージャーの
過給圧を最適に保つ。

あんたたちの最適って、
いったいどぉだって言うのさ?
オイラの考えてる最適とは、
やっぱり、ぜんぜん違うのかい?

全然わかんないじゃん(・_・、やっぱりエンジン整備書がなきゃだめかな。


結局、よくわかんないので、その辺に転がっていたブーストコントローラーをつけてみましょう。

PRofec 取付

PRofec

『TRUST GReddy PRofec』

CPアルトに昔使っていたもので、かなりの初期型です。
ステッピングモーターで駆動するタイプで、
CPアルトにつけていたときもハンチングが出てました。
まぁ、ほとんど問題ない程度でしたがね。

その手の不安はあるものの、とりあえずつけましょう。

コンソールボックスに納めたPRofec

コンソールボックスを加工して、
PRofecとターボタイマーをインストールしてみました。
どちらもGReddyのものなので、
デザインが統一されていていい感じです。

実は、モーターユニットの取付・配管より、
コンソールボックス加工のほうが時間をかけたなんて、
大きな声ではいえません(^^ゞ

モーターユニットはこんなところにつけてみました。

タービンからの配管、サージタンクからの配管、
どちらも犠牲にしたくないので、
中間位置にすることにしました。

取付に関しては、タイヤハウスに穴をあけて、
ボルトオン?です。

タービンへの配管はたいへんでした。
だって、エアコンのコンデンサーの裏なんだもん。

まずは、ポン付け状態でのインプレッション。
何が悪いのかハンチングがひどく、低過給圧にして走行せざるを得ません(T-T)
ウエストゲートVSVを殺して配管しているので、メインスイッチOFFで最大加給圧が0.70kgf/cm2・・・。
この時点での最大加給圧は0.90kgf/cm2ですが、これ以上はハンチングの嵐。
もちろん、エアバイパスVSVもポイして、ARCブローオフバルブはサージタンク直結です。
調子に乗って、全部シリコンチューブを使ったので、動作が敏感すぎるのかもしれません。

PRofec 配管見直し

PRofec配管見直し

遮熱板製作に伴い、ユニットへの配管を見直しました。

私の経験と雑誌類の記事から得た知識では、
コントローラーが鈍感だとオーバーシュート、
逆に敏感すぎるとハンチングが発生するはずです。

そこで、サージタンクへの4φ配管を延長して長くし、
タービンへの6φ配管を短くしてみました。
もちろん、逆もやってみましたが・・・。

配管やり直し後、コントローラーをリセットして学習をやり直ししました。
しかし、苦労もむなしく、ハンチングが発生します。
ポン付け状態と比べて、状況はほとんど変化しませんでした。

PRofec フィルター交換

PRofec 青色フィルター

ネットを検索して得た情報によると、
初期型PRofec付属の青色フィルターは、
経年変化で割れるらしい。

それは怖い。

かなり汚れているし、交換しちゃいましょう。

PRofec 透明フィルター

新品フィルターです。

6φ用が\800-、4φ用が\600-、でした。

あたりまえですが、新品はキレイ♪

フィルター交換後、またしてもコントローラーをリセットして学習をやり直ししました。
しかし、苦労もむなしく、ハンチングが発生します。
前回と比べて、またまた状況はほとんど変化しませんでした。

ところで、入墨カプチはHKSのEVCatm(大気圧補正回路付き)でブーストコントロールしてるのですが、
ついでなので、こちらのフィルターも交換しました。
リセットしてから再学習した結果、5速全開時に発生していたオーバーシュートがぴたりと収まりました。

PRofec モーターユニット分解清掃

またまた、ネットを検索して得た情報によると、
初期型PRofecのモーターユニットを分解清掃した結果、
ハンチングがなくなった人のHPを発見。

( ̄ー ̄)ニヤリッ

早速、分解清掃です。

PRofec モーターユニット

あけて見ると、思ったよりキレイでした。

ブレーキクリーナーでハウジングを清掃しましたが、
こんな程度で、ハンチングが収まるとは思えません。

モーター自体には、特に何もしませんでした。
超精密部品だしね、壊れたら洒落にならん(爆)

PRofec モーターユニット

基盤部分もあけてみました。

前述の方のHPには、ここに絶縁を施した、と
書いてあったのですが、
ショートしそうな部分は見当たりません。
基盤はハウジングに接着してあって、
はずすこともできませんでした。

どうしようもないので、とりあえず元に戻しました。

分解清掃後、またまたコントローラーをリセットして学習をやり直ししました。<こればっかりやん(・_・、
今度は状況が大きく変わりました。
まず、以前はP1学習で、ノーマル過給圧0.70kgf/cm2を検出していたのに、
今回は0.60kgf/cm2しか検出できません。<おぃ
ブーストメーターは0.70kgf/cm2を指しているのにですよ(笑)
まぁ、そんなことはどうでもいいです。
と、いうのも、PRofecの表示と、ブーストメーターの表示がずれてるだけですからね。
そして、アクセル全開時、0.90kgf/cm2までのハンチングはなくなりました。
(*^^)//。・:*:・°’★,。・:*:♪・°’☆パチパチ
しかし、全開でないとき(0.70kgf/cm2前後など)は、激しいハンチング<おぃ
その上、0.95kgf/cm2以上では、アクセル開度にかかわらず、ハンチング(・_・、
よーするに、ゼンゼンよくなってないやん。

あれ?上のほうのハンチングは、もしかして、ブーストリミッターかい?

 

ECU交換  だけど・・・・

ノーマルコンピューターの設定ではだめなのかも知れん。
と、思ったので、ECUを交換してみました。
ブーストを掛けてみたら、ミラーに見慣れないものが・・・。

『わっ、白煙!オイル燃えてるぅ?』

エンジンブローしたかと思い、点検を行ないました。
ところが、インタークーラー内の汚れ具合は普通、
プラグもキレイに焼けてるし、
みため的に異常は見当たりません。

マンダムにコンプレッションを測ってもらいましたが、
3気筒とも9.7付近であり、正常でした。

どうやら、オイルキャッチタンクの大気開放ノズルが、
外気温のために凍結し、エンジン内圧が上昇。
バルブシールかオイルリングからシリンダー内へ
オイルがまわって燃えたものと推測されます。

←寒冷地ではこんなところにつけてはいけません。

教訓
『キャッチタンクは、暖かいところに』


いやぁ、ビビった、ビビった。
で、ハンチングは?<おぃ

 

もしかして完了?

実は、サージタンク圧を検出するための配管に、
3ウェイジョイントを4つ使っていました。<おぃ
ハンチングの原因はたぶんこれだろう、
と最初から考えていたので<おぃおぃ
ミニサージタンクに置き換えてみました。
結果的に、0.90kgf/cm2までの低い圧では、
メーターの針がピタリと安定してしまいました。

それ以上の圧はまだ実験してません。
だって、道路は凍結して、ガタガタ路面。
いくらフル○ンだからといっても、
そんなに安全な場所はありません。
道路状況が安定してくるまで、ハイブーストは自粛。

予断ですが、○=チ、ではありません、あしからず。

 

タービン&ECU・インジェクター交換

RHB31FWタービン

結局、純正HT06の弱いアクチュエーターは、
PRofecではコントロールしきれず、
高ブーストではハンチングをしていました。
ブースト圧だけ高い領域までがんばっても、
それに比例してパワーがついてくるわけでもないので、
危険が増すだけ。もうやめておきましょ♪

ってなわけで、RHB31FWスズスポタービンの導入♪
PRofecの配管配線はそのままで、
タービンとECU・インジェクタを交換しただけです。
ちなみにPRofecの電源OFFでも、0.90kgf/cm2。

まだ、慣らしが終わっていないので、
1.05kgf/cm2までしか試していませんが、
今までの苦労が嘘のように安定しています。

ちなみに、ブローオフの音も変わってしまいました。
エンジンって、僕にはまだまだよくわかりません(^^ゞ

 

ブーストコントローラー交換

長年愛用してきたPRofecでしたが、とうとう昇天(故障)。

やむなく別のブーコンを入手することにしましたが、
全車バラバラの機械だと操作方法を覚えられません。
そこで、ヤフオクでEVC2atmを入手しました。

取付当初はブーストが全く安定せず、
正圧に入ると振幅0.4kg/cm2ほどのハンチングの嵐。

配管を入れ替えたり、ホースの長さを調整したり、
とうとうバルブユニットを分解清掃したりもしましたが、
それでもなかなか安定させられませんでした。

HT07の1.4kg/cm2、というハイブーストでも、
安定制御できている入墨カプチーノを見習って、
アクチュエーター動作用の圧力を、
スロットル直前からとってみました。

赤い矢印が、アクチュエーター用ニップル取付部分。

インタークーラーアウトレットパイプに穴を開け、
1/8PTのタップを当てて、メネジを切りました。
液体ガスケットを塗って6φニップルをねじ込んでいます。

6φの赤いホースの在庫がなかったので、
やむなく青いシリコンホース。(;^_^A アセアセ・・・

これをコントロールバルブユニットに接続しました。
タービンのコンプレッサー側の圧力取り出し部には、
メクラ蓋をしています。

しかし、いくらかマシになったとはいえ、大差ありません。
結局、大げさなハンチングは発生したままです。

中継ハーネスのカプラーの接触不良によって、
ハンチングが発生していたという情報をネットから入手。

カプラーを一旦外してエレクトロニッククリーナーで洗浄。
その上、コンタクトスプレーを吹き付けました。
それでも状況は改善しません。

半ばヤケになっていたわけではないのですが、
カプラーを10回ほど手荒に抜き差ししてみました。
EVCをリセットして初期学習からやり直してみると、
なんと!!
ハンチングの振幅は0.05kg/cm2程度に納まりました。

ブーストハンチングとの長い長い戦いは、
これにてめでたく終了しました。

現時点での設定は、
Lo=1.00kg/cm2、Hi=1.20kg/cm2、Sq=0.10kg/cm2(5sec)
ブーストの立ち上がりが機敏で気持ちよいです。

今度、また調子が悪くなったら、
カプラーを抜き差ししてみることにします。

 

ところで、なぜ1.2kg/cm2程度の、低めのブースト圧に設定しているかって?

稚内の氷の上では0.2kg/cm2くらい勝手に上がっちゃうからでしょ!

このアルトは、自分にとっては今や、稚内氷上トライアル専用のようなものですから・・・。

 

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